スポット
倭町三丁目の山車(静御前) やまとちょうさんちょうめのだし(しずかごぜん)
- 栃木地域
- 文化財
山車[県指定有形民俗文化財]の概要
○作者:松雲斎徳山
○制作:嘉永元年(1848年)
○山車:高さ 7.01m、長さ 3.81m、幅 2.18m
○山車の見所
【岩座】花菱紋
【上段幕】鶴に飛雲を配す
【欄間】青海波・牡丹の彫刻
○山車の説明
囃子座上部の欄間と、胴回りの欄間装飾を直線的にした独自の意匠で当時としては大胆なものであるとされ、すっきりとし品が良い。
この欄間は堆朱のような竹の節の羽目板で板には青海波の地彫りを施し、中の狭間は牡丹の彫刻になっている。腰の匂欄(こうらん)もめずらしく、一文字で上の欄間装飾との均衡を図っている。
水引幕は錦襴に巴紋を刺繍したもの、見送幕は金糸で若松の刺繍をしたものである。三味線胴下の鶴に飛雲を配した上段幕は図案もよく、人形とも調和している。
○静御前
京の白拍子(しらびょうし)(平安時代から鎌倉時代にかけて行われた歌舞を歌い舞う遊女)で源義経の寵女(おもいもの)。頼朝と義経が仲違いになった時、吉野で捕らえられ鎌倉に送られた。そして鶴岡八幡宮の舞台で頼朝を前にして舞を舞う。直垂(ひたたれ)・立烏帽子(たちえぼし)に刀を差し、「よしの山、峰のしら雪、踏みわけて、入りにし人の、あとぞ恋しき」更に、「しづやしづ、賤のをだまき、くり返し、むかしを今に、なすよしもがな」と臆せず歌ったという。
人形:太刀を佩(は)き扇を持って舞う姿
○作者:松雲斎徳山
○制作:嘉永元年(1848年)
○山車:高さ 7.01m、長さ 3.81m、幅 2.18m
○山車の見所
【岩座】花菱紋
【上段幕】鶴に飛雲を配す
【欄間】青海波・牡丹の彫刻
○山車の説明
囃子座上部の欄間と、胴回りの欄間装飾を直線的にした独自の意匠で当時としては大胆なものであるとされ、すっきりとし品が良い。
この欄間は堆朱のような竹の節の羽目板で板には青海波の地彫りを施し、中の狭間は牡丹の彫刻になっている。腰の匂欄(こうらん)もめずらしく、一文字で上の欄間装飾との均衡を図っている。
水引幕は錦襴に巴紋を刺繍したもの、見送幕は金糸で若松の刺繍をしたものである。三味線胴下の鶴に飛雲を配した上段幕は図案もよく、人形とも調和している。
○静御前
京の白拍子(しらびょうし)(平安時代から鎌倉時代にかけて行われた歌舞を歌い舞う遊女)で源義経の寵女(おもいもの)。頼朝と義経が仲違いになった時、吉野で捕らえられ鎌倉に送られた。そして鶴岡八幡宮の舞台で頼朝を前にして舞を舞う。直垂(ひたたれ)・立烏帽子(たちえぼし)に刀を差し、「よしの山、峰のしら雪、踏みわけて、入りにし人の、あとぞ恋しき」更に、「しづやしづ、賤のをだまき、くり返し、むかしを今に、なすよしもがな」と臆せず歌ったという。
人形:太刀を佩(は)き扇を持って舞う姿